HOME > 超音波・高周波手術システム

超音波・高周波手術システム

当院では、手術の安全面や生体への負担を考え超音波・高周波手術装置を使用しております

特徴1生体への負担の軽減

両機器とも、もとは人体用の医療機器でそれぞれの特徴を有しております。組織を高温で処理する旧来の電気メスやレーザーメスとは異なり、これらの機器は熱侵襲が少なく、また処理能力が速いために生体への負担は軽減されます。

特徴2手術時間の短縮

従来法では血管等の処理は、縫合(2~3カ所)・切開しており、時間的にも掛かっておりましたが、超音波・高周波手術システムではその処理時間が半分以下に軽減され、とりわけ基礎疾患のある場合や高齢の動物にとっては麻酔時間の短縮により生体への負担も軽減されます。

特徴3異物反応の軽減

「縫合糸反応性肉芽腫」という言葉が獣医領域にも耳にするようになって久しいのですが、本疾病は生体に用いた人工糸を体内の免疫機能が「異物」と認識することを引き金に、生体内(内蔵、皮下)のあらゆるところに異物反応(無菌性炎症)を引き起こす疾患です。
治療はその原因となる「糸」を除去したり、ステロイドや免疫抑制剤の生涯にわたる治療となることから、本疾病を予防する点においても有用といえます。

《主な適応症例》

卵巣子宮摘出・乳腺腫瘍・胆嚢摘出・腹腔内腫瘍・体表腫瘍・軟口蓋過長

このページのトップへ