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インフォメーション : 2020年9月

膀胱腫瘍

ゴールデンレトリーバー、13歳、未去勢雄、1週間前からの持続的血尿で来院されました。
腹部超音波検査にて膀胱腫瘤、脾臓腫瘤を確認。

緊急的手術し、膀胱腫瘤切除、脾臓摘出、去勢手術を実施。
膀胱腫瘤内膜の壊死・潰瘍、膀胱周囲リンパ腫大(−)。

摘出した腫瘤と血餅。
術後3日程で肉眼的血尿は消失した。
病理検査は平滑筋腫でした。平滑筋腫は消化管、子宮、膣、膀胱などで発生します。手術にて完治できますが、発生部位によっては手術侵襲(骨盤腔、尿管など)が大きかったり、摘出が困難な場所に出来るものも有ります。
そのため、病変が小さいうちに早期発見することが重要です。

ウサギの後肢骨折

うさぎは鳥類同様に骨随腔が広い反面、皮質骨が薄いために外圧に弱いために折れ易い。
今回は同居犬から吠え立てられてパニックを起こしたために、ケージ内で暴れ骨折したケースです。

粉砕骨折。

体重が1.06kgで器具の選定に悩みましたが、基本的にウサギは犬猫と違い活動性も低いのですが、粉砕しているためにプレートロッドで処理。
うさぎは骨盤・脊柱・前後肢、どこでも折れます。
今回はこんなことで?という理由で折れてます。出来うる限り気を付けなければいけません。

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