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インフォメーション : 2024年10月

胆嚢破裂2

胆嚢破裂が続きます。
開腹するとこのように胆嚢内容物が腹腔内に漏出しており、胆汁性腹膜炎を起こしておりました。

グロイですね。

摘出した胆嚢物質。

こちらはピータンですが、よくこの病気(胆嚢粘液嚢腫)で例えられている中国の伝統料理です、似てますよね。
オーナー様に対するインフォームドは重要と考えており、分かりやすい表現方法を常々意識しております。「御飯ですよ」、「こんにゃくゼリー」とかもよく使用します。
今回のワンちゃんは発見が早かったため、術後の回復も良好で2日後に食欲も戻り退院されました。本当に良かったです!!


秋の健康診断はじまります!

11月より秋の健康診断が始まります!
秋の健康診断では血液検査により、体のスクリーニング検査が行えます。
血球検査:貧血や炎症がないか
生化学検査19項目:様々な臓器の機能異常がないか
といったところを調べていきます。

わんちゃん、ねこちゃんは1年に7~10歳年を取ると言われおり、半年に1度くらいのペースでの
健康診断がお勧めです。

特にシニア期(7歳以上)のわんちゃん、ねこちゃんは健康診断で病気の早期発見ができることも
多くあります。

通常¥11.748のところ、11月1日~11月30日まで¥6.600で受けていただけます!
この機会にぜひご検討ください。
※なお、秋の健康診断は予約の必要はございません。
 診察時間内に「WEB予約」にて診察の順番をお取りになり、ご来院ください。


ハムスターの脱毛症

ハムスターの皮膚の脱毛で、激し痒み、隣屑、皮膚発赤などを示し、痒みのために大好きな玩具で遊ばなくなった症例です。

このようなケースでは皮膚糸状菌や細菌、ダニなどの感染症、アレルギー皮膚炎などをアルゴリズムに基づきながらたどりつかないといけませんが、検査に伴う疼痛やストレス、本人の性格などもあり、一辺倒ではいかないことが実情です。
今回は何とか治療に反応してくれているようです。また本人も痒みから解放され車で遊ぶようになったとのことで安心です。私も胃の痛みから解放です。良かった!
ハムスターさんはお手入れも大切です。多頭飼育している場合は、他のこも治療しなければなりません。ケージなどの環境の衛生管理も非常に重要です。



猫の乳腺腫瘍

猫の乳腺腫瘍は雌の全腫瘍疾患中3番目に多いといわれます。
1位は皮膚腫瘍、2位はリンパ腫。
多くが悪性で、その予後は切除した腫瘍のサイズに依存します。
5㎝程のサイズの乳腺腫瘍

前胸部の乳腺にも転移

目安として、
2㎝未満では中央生存期間は3年
2から3㎝では15~24カ月
3㎝以上(stageⅢ)では4~12カ月です。
加えて、リンパ節転移が見られた場合は、9カ月以内に死亡する確率が高いとなります。
猫の胸にしこりがあるかどうか、日々愛猫を触ってあげてください。
本人も喜びますし、乳腺腫瘍の早期発見にもなります。winwinなのです。

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