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インフォメーション : 2025年5月
骨の腫瘍
【腫瘍外科】
犬の骨肉腫はごく稀に認められる原発性骨腫瘍で、骨格に発生する悪性腫瘍の8割以上を示します。
多くが四肢骨肉腫(75%)で、その他が体軸骨格に発生します。中高齢の大型犬に好発しますが、小型犬にも発生します。
四肢骨肉腫は、前肢では上腕骨近位・橈骨尺骨遠位で、後肢では大腿骨遠位・脛骨近位及び遠位で多く認められます。
主な症状は疼痛による跛行です。
これはそのレントゲン画像ですが、骨の吸収像を認め、病的骨折を引き起こします。

また、この腫瘍の特徴として生物学的挙動が悪く転移する能力が高いという点です。
小型犬に発生した四肢骨肉腫は大型犬のものと比較して悪性度はやや低いと考えられます。
そのために、早期発見と早期治療の介入が肝要といえるでしょう。

治療は外科的骨切除、化学療法、放射線療法が軸となります。
高齢の大型犬に問わず小型犬にも見られますので、高齢だから「関節炎かな」、「パテラかな」と判断せずに、ご相談ください。

生後半年くらいのトム(ハンクス)です。
目が狙っているのですが、なかなかのイケメンです。
犬の骨肉腫はごく稀に認められる原発性骨腫瘍で、骨格に発生する悪性腫瘍の8割以上を示します。
多くが四肢骨肉腫(75%)で、その他が体軸骨格に発生します。中高齢の大型犬に好発しますが、小型犬にも発生します。
四肢骨肉腫は、前肢では上腕骨近位・橈骨尺骨遠位で、後肢では大腿骨遠位・脛骨近位及び遠位で多く認められます。
主な症状は疼痛による跛行です。
これはそのレントゲン画像ですが、骨の吸収像を認め、病的骨折を引き起こします。

また、この腫瘍の特徴として生物学的挙動が悪く転移する能力が高いという点です。
小型犬に発生した四肢骨肉腫は大型犬のものと比較して悪性度はやや低いと考えられます。
そのために、早期発見と早期治療の介入が肝要といえるでしょう。

治療は外科的骨切除、化学療法、放射線療法が軸となります。
高齢の大型犬に問わず小型犬にも見られますので、高齢だから「関節炎かな」、「パテラかな」と判断せずに、ご相談ください。

生後半年くらいのトム(ハンクス)です。
目が狙っているのですが、なかなかのイケメンです。
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