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尾骨奇形の先には

【形成外科】
犬猫問わず尾骨の奇形に遭遇することがあります。
当院ではボストンテリア、フレンチブルドックなどで何らかの対応を選択するケースが見られます。
犬の話ですが、短頭種は胸椎腰椎、尾骨の奇形が多いのが特徴です。
胸椎や腰椎では連続する椎骨の強度不安定からその部位で痛みを伴ったりします。
また、尾骨で問題となるケースでは蛇行あるいは折り返すことで、その部位の皮膚が圧迫され炎症が断続的に発生するため、不潔になり二次感染を伴います。加えて、直腸あるいは肛門方面に圧迫が生じれば便が出にくくなるため、便が細くなるケースも遭遇いたします。

このように肛門が左によって、下方の皮膚が圧迫されています。

皮膚が赤く爛れていました(青〇)。痛々しいですね。

矯正後です。
今は悩まされていた皮膚炎もなく、匂いもなく、快便lifeを送っておられるようで安心です。

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