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インフォメーション 6ページ目

アポキルチュアブルの発売

犬のアレルギー・アトピーの治療薬として多くの痒がるワンちゃんの悩みを解決してきたアポキル錠にチュアブルタイプが発売されました。
薬剤成分は掻痒誘発性サイトカインであるインターロイキンを阻害するヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤のオクラシチニブで、ブタの肝臓の粉末で加工されており、嗜好性は91%と高く多くのワンちゃんが受け入れやすいのかもしれません。
但し、ブタ由来たんぱく質を含んでいるため、ブタに対してすでにアレルギーがあるケースでは不適となります(犬の食べ物アレルギーでブタが検出されるケースは2%です)。
作用発現時間は投薬後3時間以内とのことです。
アポキル錠は当院でも多くのワンちゃんたちにご利用いただいておりますので、痒みには効くが食べなくなった例ではご検討されてもよいのかもしれません。
発売は10月1日からとなります。




"新"ワンちゃんネコちゃんの投薬サポートのご案内!!

ワンちゃんネコちゃんの投薬って難しいですよね💦
そこで新しく登場した投薬補助トリーツのご紹介です!
「グリニーズさんのお薬サポート」!!
  こちらの商品はワンちゃんネコちゃんの投薬補助を目的としたもので、飼い主様の投薬成功率のアンケートでは、ワンちゃんの平均24%ネコちゃんの平均はなんと20%もみたないんです。
ですがお薬サポートを使うことによって、成功率がなんとワンちゃんだと100%​!​!という結果になりました。

そんなお薬サポートの特徴をご紹介いたします!
まず一つ目は、柔らかくそして独自の形状なので簡単に包み込んで隠すことができ、お薬のサイズが小さくても問題なく形状に合わせて調整できるのでどんなお薬でも対応可能!!
先にお薬サポートをおやつとして何個か与えると、投薬がよりスムーズにできます!!
二つ目は食欲そそるチキン味で高い嗜好性を実現し、ワンちゃんネコちゃんの投薬の時間が楽しいおやつタイムになります✨
三つ目は保存のしやすさで、袋にジップがついているので開封後もいちいちクリップ📎やテープなどでとめる必要なし!!
そして室温保存でも大丈夫なので毎日使いやすい!!袋は少し大きいですが薄いので場所をとることはありません!!

お値段は税抜き968円です!内容量は25gでだいたい20粒ほど入っています。
お薬サポートで💊を包んでいるところや実際にあげているところは病院のLINEであげています。
気になった方は是非チェックしてください!



秋の健康診断始まります🍁

わんちゃん、ねこちゃんは1年に7~10歳年を取ると言われています。
そのため当院では半年に1度の定期的な検査をお勧めしております。
秋の健康診断では血液検査により、体のスクリーニング検査が行えます。
血球検査:貧血や炎症がないか
生化学検査19項目:様々な臓器の機能異常がないか
といったところを調べていきます。

通常¥11.748のところ、10月1日~11月30日まで¥6.600で受けていただけます!
この機会にぜひご検討ください。
※なお、秋の健康診断は予約の必要はございません。
 診察時間内に「WEB予約」にて診察の順番をお取りになり、ご来院ください。


リバフィットSが欠品となりました。

肝臓の健康維持サプリメントとして、多くの方にご利用いただいているVirbacのリバフィットSがこの度長期欠品となりました。
長い間ご利用いただいた方には大変お申し訳ございませんが、代替品として当院では今後、共立製薬のプロパフォスSを取り扱うことといたしました。
両方ともに、シリビンーホスファチジルコリン複合体製品であり甲乙つけがたいですが、プロへパフォスSにはLシステイン(肝機能改善、皮膚の代謝改善)、バイオフラバノール(抗酸化作用)などを多く含有して、より皮膚および肝機能に改善が期待できるのではと思います。
週明けより、お渡し可能となりますので、誠に大変申し訳ございませんが何卒宜しくお願いいたします。



デンタルキャンペーン🦷✨

お家のわんちゃん、ねこちゃん、歯石はたまっていませんか?
歯石がたまると歯周病菌が増え、歯周病・歯肉炎となります。
さらに歯周病菌が体の中に入ると心臓病、腎臓病に繋がることもあります。
歯石がたまってきているようでしたら一度、歯のお掃除を検討してみませんか?

9/1~9/30でデンタルキャンペーンを行います。
通常ですと¥70620のところ、期間中は¥42900で受けて頂けます。
※抜歯が必要な場合は別途費用がかかります。
対象は、10歳未満のわんちゃん、ねこちゃんとさせていただきます。
10歳を超えてくると、麻酔のリスクも上がってきます。
その前にお口の掃除を行い、元気なシニアライフを送りましょう!

処置はご予約制となります。ご希望の方は一度診察にご来院ください。




脱毛症へのサプリメント

猫の脱毛症のcase reportです。
そう多くはありませんが、猫の痒みのない、皮膚炎のない、鱗屑のない、きれいな脱毛症のこが見られます。
今回は、5-アミノレブリン酸(5-ALA)の効果が見られたとの報告がありましたのでお知らせします。

本ケースでは5-ALA(5㎎/head1日1回)投与前と投与後3か月の比較ですが、全身の被毛状況が改善し、ラフや指間の増毛が認められたとのことです。
5-ALAについてはマウスと犬との被毛改善の報告がありますが、機序がまだ不明な点が多くあります。
また、猫の換毛についても分からないことがあり、本ケースと5-ALAとの直接的影響も定かではありませんが、5-ALAはミトコンドリア機能を活性化することから発毛に影響をしたとも考えられます。
私個人的にも、昔類似したケースに遭遇したことがありますので、その当時使用したらどうだったのであろうかと思いを馳せてしまいますね。
ワンちゃん猫ちゃんで、似通ったケースがあればご相談ください。

歯が割れた!

歯が割れることを破折といいますが、原因は硬いおやつ、事故(交通・落下・喧嘩)です。おやつの内訳は蹄、デンタルガム、骨、乾燥おやつ、おもちゃ、ガムの順番に多いです。
多くが飼い主さんも知らない間に発生しますので、歯磨きの際に気づかれるとか、動物が折れたほうを気にしていることで気づきます。
対応としては、レントゲンでの歯根周囲の病変の有無、感染状況、露髄の状況などで考慮して、保存修復か抜歯かを判断していきます。
case1)1歳齢の平板破折ですが、割れて時間がたっていないため、患部がきれいであり、露髄もなく感染もありません。

割れた部分が動くたびに歯ぐきから出血が見られ、本人もこちらで噛むのを避ける様子のため早めに修復します。

case2)9歳齢で歯石付着を伴う両側性の平板破折ですが、経過時間も長く露髄をしていたうえ感染も伴っておりましたが、幸い歯根周囲の病変がありませんでした。原因は蹄のおやつとのことです。
このこは蛋白漏出性腸症疑いのため胃・小腸・結腸からの内視鏡生検も行いました。

破折した歯片を剥し、断髄・洗浄・根管充填と進めていきます。



アイオノマーセメントを充填して、最終的にレジンで修復し、表層を研磨して終了となります。

おやつとして販売されている物の中には、歯にとって脅威となるものもありますのでご注意ください。



一部取扱い商品の値上げ

日本全薬工業の取り扱い商品が7月1日より値上げされることになりました。

当院で現在使用しているものとして、フィラリア・ノミダニ予防薬であるネクスガード及びネクスガードスペクトラ、フロントラインプラス、痛み止めのプレビコックス、心臓薬であるベトメディンチュアブル、インスリン製剤のプロジンクなどが該当するようです。
現在在庫として所有するものにつきましては、従来の価格でお渡し可能ですので、ネスクスガード及びネクスガードスプクトラの値上げは来年度からになるかと思われます。
ご来院頂く患者様に対して大変心苦しいのですが、ご理解の程宜しくお願い申し上げます。


腸閉塞の対応2パターン

6月に入り異物の誤食から腸閉塞に至るケースが増えてきております。

動物は人間の赤ちゃんのように何か物を見つけると、見た目や匂いで食べ物か否か、それを一旦口にして吟味して美味しいか否か、噛んで吞み込めるのか否かなど情報を判断します。

食べ物の場合は歯で噛み砕き、細かく処理され、唾液や胃酸の働きで分解され、腸で栄養や水分を吸収されていきます。

食べ物でない場合は、細かく細断できるものや胃酸で分解できるものであればよいのですが、そうでない場合は腸を通過できずに詰まってしまうものもあります(腸閉塞)。

腸閉塞の場合は、開腹して閉塞を早急に解除しなければ、腸管壊死、腹膜炎となり死に至ります。

その腸閉塞の対処法には2通りあり、閉塞部位を切開摘出縫合する(常法)と用手にて閉塞を解除して胃に戻し内視鏡で摘出する(用手法)です。

その判断の決め手は閉塞部位と用手にて解除できるかどうかですが、閉塞期間が長い場合は進行する腸管壊死のため、壊死部位の腸管切除吻合となります。

1.常法 (ジョイントマットの誤食)
空回腸にて閉塞。腸管径に比して大きいため通過できず。
(腸切開にて対処)


2.用手法(何かのプラステック製品の欠片)
十二指腸にて閉塞、漿膜面は充血しております。

内視鏡にて摘出

内視鏡にて処置中

異物摂取はそのこの興味もありますが、食べそうだなと思うものはお気を付けください。

半導体レーザーによる腫瘍切除

当院では最近、半導体レーザーを用いた治療を行っております。

これにより、多くが無麻酔あるいは局所麻酔にて体表の腫瘍の切除・蒸散が可能となります。

また、侵襲も少ないため、それほど強い痛みも感じずに、日帰りでの処置となります。

初めに、高齢の大型犬。処置前は常に自傷のため出血していた皮脂腺腫瘍疑い。


処置直後ですが、数週間で上皮化していくことでしょう。


次に17歳と高齢の為に全身麻酔ができない子でした。絶えず出血と匂いで悩まされており、本人も気にしておりました。巨大の為に局所麻酔にて処理。


2週間後。ご覧いただけます通り、徐々に上皮化しております。本人はもう気にしておりません。


最後に、猫の足先に出来た肥満細胞腫。肉球辺縁に発生していたため肉球をどうするかですね。


これは、インドシアニングリーン(IG)にて処置後に蒸散させます。
半導体レーザーの波長とIGの吸収波長が近いために、光と色素が重なった部分の温度が上昇するため、相性が良いんですね。肥満細胞腫は厄介な腫瘍のため、念入りに行います。


これで完了、肉球は温存しました。これも数週間で上皮化します。術後のカラーも必要ありません。

ペットのイボのことで気になる方はどうぞご相談下さい。

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